デイリーヤマザキ
高輪本店
オーナー イーコンビ代表 江平雅俊
2017年9月より経営
店舗経営者インタビュー
オーナー イーコンビ代表 江平雅俊
2017年9月より経営
学生時代のアルバイトに始まり、デイリーヤマザキで20年ほど働いていました。フランチャイズ加盟店や当時は直営店だった高輪本店なども経験し、40歳になる手前で慣れ親しんだデイリーヤマザキのオーナーとして独立を考えるように。2016年にデイリーヤマザキの直営店で契約社員として働きながら学び、同時にオーナーとして独立する準備を進め、2017年9月に高輪本店のオーナーとなりました。
現在、私のお店では、20名を超えるクルーと2名の社員に働いてもらっています。2名の社員は、学生時代からの友人と有能な外国人クルーを登用し、オーナーである私をサポートしてくれています。
私のお店には、焼きたてパンや手作りお弁当・おにぎり等をお店で作って販売する「デイリーホット」の機能があります。
そのため、私は早朝に厨房に入って、朝食用のサンドイッチやおにぎりをつくることが多いです。
焼きたてパンは、深夜クルーが準備して早朝クルーが焼き上げる等、クルーの適性をみて相応しい仕事をお任せし、効率的な店舗運営を心掛けています。
厨房の仕事が終わると、午前中は売場づくりに取り掛かることが多いですね。売場づくりは、お客様との対話だと考えており、お客様が求めている商品の品揃えと陳列位置を日々考えています。
私は、長年、デイリーヤマザキに勤めておりますので、どんな時期にどんな商品が売れるのか、どんな方にどんな需要があるのかを、感覚的に把握しており、売場づくりとあわせて商品発注も行っています。
途中、お昼のピークにはクルーと一緒にレジ接客にも従事します。午後からは、売上管理やクルーの勤怠管理などデスクワークを行い、夕方前には帰宅することが多いです。
お客様が驚いてくださることが何より嬉しいですね。高輪本店は、圧倒的な品揃えが強みのお店だと思います。周辺地域は今まさに開発中で工事現場も多く、早朝には工事関係の方々が焼きたてパンや手作り弁当を求めて来店してくださいます。昼はオフィス勤めの方がお昼ごはんを、夕方は近隣住民の方が生鮮食品を、といったように、幅広い需要があります。
そんな多種多様なお客様のご要望にお応えができるよう、常に幅広く充実した品揃えを心掛けています。ユニークなのは、お酒やタバコの品揃えが充実しているところですね。それらに詳しいクルーがいて、自分の趣味も兼ねて日々情報収集をしてくれているので、お酒とタバコは全て任せています。他のコンビニには無いレアな商品も取り揃えているので、初めて見たお客様の多くが驚いてくれます。
その他に、青果や豆腐、卵など生鮮食品も品揃えを充実させています。これも詳しいクルーに全て任せています。坂の上にスーパーがあるのですが、そこまで足を運ぶことを億劫に感じる近隣の年配の方などにご好評いただいています。
コロナの頃には、やはり大きな打撃を受けました。先行きが見えないけれど、大切なクルーを手放すこともしたくない。不安なのは自分だけでなく、クルーも同じなので、そのケアもしなくてはいけない。山積みの問題を、協力し合いながら、少しずつ解決してきました。
店舗改装をしたこともあり、またたくさんのお客様にご利用いただいていますが、コロナで打撃を受けた分を取り戻すのは、まだまだこれから。困難を一緒に乗り越えたクルーや社員たちと、より魅力的な地域社会に貢献できるお店づくりをしていきたいと考えています。
お店が趣味…でしょうか(笑)。お店を常に気にかけているので、ほぼ休みなくお店に出ていますが、信頼のおけるクルーたちがいるので、任せるところは任せてフレキシブルに自分の時間を取ることはできます。プライベートでは、2児の父なので、自分の時間が取れれば子供の相手をすることが多いですね。あと、外国人クルーが多いので、彼らの出身の国のニュースなどを見かけると、気になり色々と調べたりしますね。
楽しいことばかりではないのは事実です。始めたころは、とにかく忙しいばかりでした。1年ほど経ってからでしょうか、徐々に軌道に乗ってきて、自分の時間を得ることができるようになりました。そのためには、“人”を大事にすることに尽きると思います。
クルーに信頼をおいて仕事を任せると期待以上にがんばってくれます。
また、毎週店舗へ足を運んでくれる本部のスーパーバイザーには何でも報告・相談し、今では気軽に冗談を言い合える仲となりました。
デイリーヤマザキは、焼きたてパンや手作り弁当といった商品のあたたかみに加え、本部の人たちにもあたたかみがあると思います。
お客様が、そういったあたたかみを店頭で感じ取っていただき、なお一層、お店に足を運んでいただけると嬉しいですね。